院長挨拶

10年、15年先を見据えた予知性・永続性を備えた治療を

ドクター長ご挨拶|10年、15年先を見据えた予知性・永続性を備えた治療を

私は日本の大学に通っていた頃から、父に「日本の歯科診療レベルは、アメリカの10年は遅れている」と何度も聞かされていました。そのことにずっと疑問を抱いていたのですが、答えを得たいという私の気持ちを父に助けてもらい、ボストンにあるタフツ大学歯学部補綴科において、4年にわたって大学院研修を行うことができました。 留学中にはさまざまな学会に参加し、また発表をすることもできました。そして米国ボード認定補綴専門医を取得できたのは、何よりの学びであったと感じています。
同時にこの4年間は、父の言葉が間違いではないと知る日々でもありました。このときから、私は「日本の歯科医療レベルを上げたい」、そして「本当に困っている日本の患者様を可能な限り多く助けたい」と考えるようになりました。
歯は人の「食べる」「話す」という重要な活動を担うばかりでなく、その人の印象を大きく左右する大切な部位です。私が専門とする補綴学は、見た目の美しさとともに、失われた歯の機能を取り戻し、嚙み合わせを補正していくものです。
しかし患者様の状況は人それぞれですから、その人に合わせた適切な治療計画が必要です。ほかの専門医とも深く連携しつつ、10年、15年、20年と長い目で見た予見性と永続性の高い治療を行うことが自分の使命だと信じています。
もし何かお困りのことがあれば、ぜひ一度お話をお伺いできればと思います。

理事長・院長インタビュー

院長

Q すでに歯を何本か喪失してしまっている人は、どうすればよいでしょうか。
A

歯がなくなったからといって、すぐに問題は起きないかもしれません。

しかし嚙み合わせに異常をきたしたり、咀嚼の効率が悪くなることで残った正常な歯に負担をかけてしまい、将来的にはさらに重篤な状態に陥ることはままあります。

これを補って歯を戻すにはいくつかの選択肢がありますが、すぐれているのはインプラント治療です。当院ではアメリカの新しいのものを取り入れ、また一本ずつの歯というだけでなく、全体の嚙み合わせまで包括的に見た治療を行っています。

Q アメリカの歯科医療は、日本でも進んでいるのですか?
A

私は、2004年1月から2008年夏まで、ボストンにあるタフツ大学で学んでいました。タフツ大はアメリカの中でも有名な大学なのですが、そちらで3年間は補綴学の専門医コース、そして1年は口腔外科に在籍しました。

もちろん日本にも優秀な歯科医はたくさんいます。

しかし日本とアメリカの最大の違いは、日本の大学は研究が主で、システムとして臨床医を育てる仕組みになっていないということです。

アメリカの大学は、数年にわたって厳しい実地訓練を体系的に積み上げていく仕組みになっており、一部の「名人」がいる日本とは基礎の厚みが全く異なると感じました。そうしたところで学べたのは、現在に至るまで経験を積み上げていく大きな助けになったと思います。

Q 院長が取得された、米国ボード認定補綴専門医とはどういったものでしょうか。
A

ボード認定専門医を取得するには、まず解剖、病因論、咬合論といった筆記の一次試験に合格しなければなりません。その後、実際に自分が治療した症例を用いて、口頭試問による二次~四次試験を受けます。非常に長い試験で、受験だけで1年はかかります。内容としては、審美、インプラント、咬合などの内容を、より複雑なケースでどのように対応するかを問われます。

私は2008年に、これを日本で初めて取得することができました。現在、アメリカ補綴学会からはInternational Fellow(国際役員)と認定されています。

理事長

Q 院長は臨床歯周病学会の副会長を務めた経験があり、また副院長はアメリカの補綴専門医資格を持っておられるとお聞きしました。 それぞれの分野でご活躍の両先生が、須田歯科でめざす診療とはどのようなものでしょうか?
A

患者様のことを第一に考えた上質な歯科医療です。

虫歯や歯槽膿瘍は、歯の磨き残しから起こりうる現象ですが、これを早期に妥協する事なくしっかりと治療することで、歯の喪失に結びつくような重篤な症状にならないように未然に防ぐことができます。

我々が目指している上質な治療とは、痛みをとったりするだけ終わってしまうようなその場しのぎの治療ではなく、予知性の高い、永続性の高い強い信念を持った治療だと考えています。

須田歯科の目指す歯科診療。
それは「永続性と予知性」
日本初のアメリカ補綴学会の専門医である院長と、日本臨床歯周病学会の院長を務めた理事長による、歯科医療に対する想いや患者様に対するインタビューです。

院長紹介

須田 剛義 センター長

須田 剛義 院長

院長略歴

  • 大阪大学歯学部卒業
  • タフツ大学大学院補綴科卒業、米国補綴専門医取得
  • 米国補綴専門医ボード試験合格 
    日本で初めて米国ボード認定補綴専門医取得
  • タフツ大学大学院顎顔面口腔外科研修
  • 2008年より、医療法人須田歯科に勤務
  • 2021年より、医療法人須田歯科、管理医師に就任

所属学会

  • 米国補綴学会 国際役員
  • 大阪大学歯学部同窓会 学術理事
  • タフツ大学大学院補綴科 招聘助教
  • 大阪大学歯学部同窓会 学術理事
  • 大阪市北区歯科医師会 学術委員
  • シアトルスタディークラブ ボードメンバー
  • JIADS スタディークラブ DGPコース 主任講師
  • 5D-ksg関西勉強会 コアメンバー
  • SPS(shimizu perio seminar) 主任講師
  • 3M KOL (key opinion leader)

著書

  • 補綴・咬合の迷信と真実 (クインテッセンス出版)
  • インプラント治療の根拠とその実践 (クインテッセンス出版)
  • Yearbook 2015 治療計画プランBの歯科臨床 (クインテッセンス出版)
  • Yearbook 2016 咬合は変わったか (クインテッセンス出版)
  • 歯科医師・研究者チームによる歯周治療のコンセンサス 4 インプラント周囲疾患 (インターアクション出版)
補綴・咬合の迷信と真実 (クインテッセンス出版)
インプラント治療の根拠とその実践 (クインテッセンス出版)
Yearbook 2015 治療計画プランBの歯科臨床 (クインテッセンス出版)
Yearbook 2016 咬合は変わったか (クインテッセンス出版)
歯科医師・研究者チームによる歯周治療のコンセンサス 4 インプラント周囲疾患 (インターアクション出版)

研修済み研修会

  • American Academy of Fixed Prosthodontics
  • American Prosthodontic Society
  • Quintessence international
  • Greater New York Prosthodontics and Japan Prosthodontics Society joint meeting

理事長紹介

須田 宜之 院長

須田 宜之 理事長

理事長略歴

  • 福岡県立九州歯科大学卒業
  • 大阪大学歯学部第二口腔外科入局、川勝健作教授に師事
  • 住友銀行健康管理室歯科勤務、岡田周造先生に師事
  • 阪急グランドビルにて須田歯科開業(1977年9月)
  • 医療法人須田歯科に組織移管(1998年10月)。現在に至る

所属学会

  • AAP(アメリカ歯周病学会)会員
  • 日本臨床歯周病学会 指導医・認定医
  • 平成13年~平成17年 副会長
  • 平成13年~平成15年 関西支部長
  • 現在関西支部監事
  • 日本歯周病学会会員
  • 日本口腔外科学会会員
  • 日本補綴学会会員
  • 大阪インプラント研究会会員
  • JSCO(ジアズスタディークラブ大阪
  • :旧ONstudy)アクティブメンバー

研修済み研修会

  • JIADSペリオ・補綴コース
  • 藤本順平補綴研修会
  • 河邊清治総義歯研修会
  • 東海林芳郎歯内療法研修会
  • マイアミ大学ガダバーコース
  • ハーバード大学ペリオ・インプラントコース
  • UCLA大学ペリオ・インプラントコース
  • 毎年A.A.P.(米国歯周病学会)に参加研修