治療後のメンテナンスの重要性

治療後のメンテナンスの重要性

まともな歯科医のもとで歯の治療をすれば、その直後は誰でも「しっかり噛める」「見た目もきれい」という状態ではないかと思います。
しかし歯は毎日使うものです。 インプラントは天然の歯と異なり、虫歯になることはありません。ただし歯周病に対する抵抗性は低く、炎症が起これば急速に進行します。インプラントといえども、毎日のお手入れを怠っていると天然の歯を抜歯するのと同じようにインプラントを除去しなければならない、という状況も十分に考えられるのです。
ですから、治療によってよりよいものとなった口腔内の状況を、どれだけ長く保てるか。これは治療そのものよりも遙かに重要なことといえます。
当院が重視するのは、「セルフケア」と「プロフェッショナルケア」の両立です。
当院の歯科衛生士がセルフケアの指導をさせていただき、定期的にご来院いただいて検診を行い、またプロの手によるケア「PMTC」を実施します。 この両軸によって、歯はより良い状態を長く保つことができます。

歯の品質を追求・守る治療とは?

歯の品質を追求・守る治療とは?

歯の品質を追求・守る治療で重要なポイントは「口腔全般に目を向ける」ことです。
「歯が痛いから治す」というような単なる対症療法ではなく、「今、患者様の口腔内で何が起こっているか」を適切に判断し、問題点を抽出し、その問題を一気に立て直して解決できるように治療を行うことが大切です。
人によっては、軽度の治療で済む人もいれば、28本の歯すべての治療が必要な人もいらっしゃいます。将来にわたる口腔内のリスクを放置せず、治療することで、将来的に「あのとき治療しておけばよかった」と後悔することもなくなります。

須田歯科では、スタッフ一同、ドクターとも連携をとりながら、どうすれば患者様自身にあった、セルフメンテナンスを行っていけるのかをライフスタイルもふまえ、より良いご提案を考えていければと考えております。
そのためにも患者様とのコミュニケーションを大切にし、いつまでもおいしい食事がとれるようにという目標をともに、歩んでいければと思っております。

PMTC

プロが専用の機器を用いて歯を徹底的にクリーニングするのがPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)です。
患者様の生活習慣や治療の経緯も含めてドクターと衛生士が連携し、効果的なクリーニングの周期をご提案いたします。
3~4カ月に1回程度、定期的にメンテナンスを行うのが目安となります。
どなたであっても毎日の歯磨きだけでは、どうしても落としきれない歯の汚れがあるものです。歯に付着したバイオフィルムや歯垢を、微粒子の研磨ペーストを使って丁寧に取り除きます。

定期健診

インプラントやセラミックで治療した嚙み合わせを長持ちさせるには、不具合やトラブルを最小限の内に発見して調整する定期検診が欠かせません。
お口の中をチェックして、歯石があれば早く取り除いてしまいましょう。もし虫歯や歯周病があれば早期発見・早期治療することで、お口を健康な状態で維持することができます。
自覚症状が出てからではなく、定期的なメンテナンスをすることが、長い目で見れば時間的にも経済的にも患者様のコストを低減することにつながります。